ブロガーは本当にブログだけで生きていけるのか
どーも、名瀬なのかです。
このブログはフリーライターになりたい人、フリーライターで稼ぎたい人たちに読んでもらえるような内容をちょこちょこ綴っているのですが、けっこう「ブロガーになりたい」みたいなキーワードでも読んでもらえています。
たしかにこれまでブログで稼いでみた結果を載せたりしているので、読んでくれているのは嬉しい限りなのですが、ただ私はブロガーではないし、ブログをはじめて1年程度。最近ようやくブログで月に7−8万円稼げるようになってきましたが、これじゃあ暮らしていけないし、あくまで暇つぶしのお小遣い稼ぎという感覚。(本当は今年こそはがっつり稼いでみたいとも思っているのですが、本業が忙しいので更新も増やせていません)
そういう意味では、「フリーライターになりたい」と「ブロガーになりたい」は私の中ではまったく別のものなのですが、そもそも「ブロガー」として、ブログだけで生活していくことって可能なのかな?という疑問もあったりします。
ブログだけで本当に生きている人っている?
これだけ世の中でブログでいくら稼いだみたいな話がありふれていると、どうしても「私だってブログだけで生きていく!」と気合いを入れている方も多いかもしれません。
でも、はたしてどれだけの人が本当に「ブログだけ」で生活をしているのかなーと。
例えば私のようなフリーライターという職業も同じで、必ずしも純粋にフリーライターという仕事だけで暮らしているわけじゃありません。フリー編集者としても活動するし、放送作家をする人もいる。ライターをしながらカメラマンをしている人、企業のコンサルっぽいことをしている人もいます。単純に「文章を書く」だけっていうケースは、稼いでいる人ほど、優秀な人ほど、意外と少ない気もします。
ブロガーも同じなんじゃないかと思っていて、有名なブロガーの人たちって、書籍も出しているし、講演会も開催しているし、サロンをはじめたり、ECサイトを作ったり、けっしてブログ1本ってわけじゃないですよね。もちろん、そうした仕事が結果的にはブログへの集客につながっているのでしょうけど、「ブログだけ」で食べていくのってやっぱり厳しい。
これから一生の間、月に10ー20万円だけで生活できるっていうのであれば話は別でしょうけど。
フリーランスは自分ひとりで稼いでいるわけじゃない
もしも前途有望な若者が「ブログだけ」で暮らしていけるって勘違いして、就職を諦めたり、良い会社を辞めたりするのはすごくもったいない気がします。
もしかしたら今はブログだけで月100万円くらい稼げるようになるかもしれない。でも、ほとんどの場合はクリック課金の広告やアフィリエイトによってマネタイズしている状況。もしも、ASPの会社が廃れたらどうなるか。これは極端な例ですけど、そうならなくても今後ブロガーにとって不利な条件になる可能性は多いにあります。
私たちフリーライターも同じですが、フリーランスとはいえ、よーするに本当に自分ひとりで稼いでいる人っていうのは稀。ほとんどの場合、「どこか」からお金をもらっているのです。もしも自分で会員制のサイトを作って、読者から直接、月額費を取れるような換金構造を作れたりすればいいのかもしれませんが、それだっていつまで続くかはわかりません。
「ブログで食っていく」じゃなく「ブログでも食っていく」
じゃあフリーライターである私に、どんなアドバイスできるかというと、手前味噌で恐縮ですが、ブロガーになりたいならぜひライターとしても活動してみては?ということ。
別に副業ライターでもかまわないと思います。そもそもライターだって厳しい世界。いきなりフリーランスになって通用するほど甘くはありません。
ただ、どちらも厳しい世界だからこそ、どちらにも足を踏み入れてみてはどうでしょう。ブログで稼ぎながら、出版社でもWeb媒体でも企業の広報誌でも、初心者や副業ならクラウドソーシングでもいいので、どこかの取引先と仕事をしてみる。そっちほうがずっと仕事の幅が増えると思いますし、それこそ最終的なゴールである「ブログで食っていく」ことに繋がっていくはずです。
「いやいや、私は家から一歩も外に出たくない、誰とも会いたくない、パソコンだけを相手にお金を稼ぎたいんだ、だから職業:ブロガーとして生きていくんだ!」という人には向いてない話でしょうけど。
私ももう少しだけブログのほうでも稼げるようにがんばってみたいと思います。