タイトルの意味がわかって物語とリンクするのが好き。そんな名作を紹介

世の中には「このタイトルは……そういうことか!うむむ。素晴らしい」っていうものがたくさんあると思う。

ふと、そんなことを書きたくなった。

ぱっと思いついたものばかりなので基本はベタです。

「駆け込み訴え」

誰かがどこかに駆け込んで、何かを訴えた話なんだろうなーというタイトル。それが読んでみると…。私は中学生のころ、このすごさに感銘を受け、結果的に太宰治に貢ぐようになってしまった。

「ダークナイト」

私のような英語が苦手な日本人あるあるかもしれない。完全に「暗い夜」的なお飾りタイトルだと思っていた。

「告白」

いまでこそ映画化もされた名作として知られている。しかし、よくよく考えると、女性作家のデビュー作で「告白」ってタイトル…未読の人なら、もしかしたらさわやかな恋愛小説を想像するんじゃないかと。それがまさかのイヤミスとは。

「SLUM DUNK」

これはちょっと趣旨と違うけど、もしも最後、流川からパスをもらって豪快なダンクを決めていたとしたら…いや、それでも名作には変わりないのだけど、スラムダンクというタイトルでありながら「左手はそえるだけ」というラストで物語は作品名を超えた。

「いま、会いにいきます」

こういうのも意外と好き。

「ルドルフとイッパイアッテナ」

小学生の頃、イッパイアッテナ?って何だろと不思議な気持ちで手に取った。わりとはじめにイッパイアッテナの意味はわかるが、それでもページをめくる手が止まらなかった。

「嫉妬事件」

これは確信犯。でも読めばわかる。

どれもタイトルと物語のリンクした時の快感にハマり、結果としてその作家のファンになり、気がつくとそれこそ作家によってははまって他の作品も読んでしまう。わりとベタベタなのしか思いつかなかったからたぶんもっともっと名作はあるだろうけど、つかれたので今日はこのへんで。

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