フリーライターになるために「本当に必要なこと」とは?
文章を書くことが好き、文章を書くことを仕事にしたい、だからフリーライターになりたい!という方はこんなご時世でも少なくないかと思います。
例えば【フリーライターになるには】と検索すると、たいてい「名刺さえ作れば誰でも今からフリーライターになれる」なんて書かれています。本当にそうなのでしょうか?
たしかにライターに限らず、カメラマンだってデザイナーだってフリーランスの仕事は名刺さえ作れば自分の職業に出来ます。とはいえ、お金を稼げなければ、しかもきちんと定期的に稼げるようにならなければ、生活していけるだけの仕事をできるようにならなければ、フリーライターになったとは言えません。
一方で、【フリーライターになるには】と検索したとき、「未経験でも1000万稼げる!」なんて書かれていることもあります。もちろんフリーランスとして活動する以上、収入に上限はありませんが、はっきり言ってそんな情報はフリーライターを目指している人にとっては役に立たないし、現実的ではありません(野球の世界だって、プロを目指す高校球児に必要なのは、「イチローになる方法」ではなく「プロ野球選手になる方法」なはず。まずプロ野球選手になってからイチローを目指すべき!)
というわけで、このブログでは「フリーライターという仕事できちんと生きていく」ために必要な情報、具体的には年収で400万〜800万くらいを稼げるようになるフリーライターを目指すためにすべきことを、元フリーライター&編集者の私が紹介していきたいと思います。
フリーライターという職業の真実
フリーライターになる方法をお伝えするにあたって、簡単に私の経歴を紹介しようと思います。
すごく簡単に説明すると、
大学卒業
→編集プロダクション
→フリーライター
→中規模出版社(正社員)
→フリーライター&編集
→大手出版社(契約社員)
→大手出版社(正社員)
→再びフリーライター&編集(出版社だけでなく、ネット媒体でもライティング)
…と、編プロから大手出版社まで雑誌や書籍など幅広く経験してきました。出版社の社員だった時期もありますが、フリーとして駆け出しのころはだいたい400万くらい、その後は年収600万〜800万円くらいの、自称「中の上レベルのライター」だったと思います。
正直な話をすると、私自身、現在は独立して会社を立ち上げた(ライターとはあまり関係ない仕事)ので、今はフリーライターではありません。【追記】再びフリーライターとしての活動を再開しています
しかし、自分がかつてフリーライターを目指したように、出版不況と言われる今、それでも「フリーライターになりたい!」と目指す若者に、なにか道しるべになるようなことができないか、というのがこのブログをはじめようと思ったきっかけです。フリーライターという職業の真実をお伝えすることで、一人でも多くの方がフリーライターとして活躍できるようになってくれれば幸いです。
もちろん、私の個人の経験談なので、すべての情報が正しいという訳ではないですし、鵜呑みにするのではなく、いろんな媒体からの情報を参考にするべきです。
例えば、ネットだけでなく、ライターになるためのハウツー本も迷わず読んでみたほうがいいと思います。(ライターに最も重要なのは、一カ所ではなく一つでも多くのところから情報を得て文章を書くこと!)
とにかくいろんな場所から、いろんな人から情報を仕入れてくることがライターという職業にとっては重要で、このブログもそんな「いろんな情報」の中のひとつとして、参考しにしてもらえればと考えています。
(もちろん、他のいろんな情報がけっこー間違っているのが多かったり、的外れなものが多かったりするので、真実を伝えたくてブログを始めてはいるのだけど…)
てなわけで、今後、タイトル通り「稼ぐフリーライターになる方法」についての情報を随時、更新していきたいと思います。