実は仕事ができる人は「ゼロ秒思考」よりも「20秒長考」をしている?

最近、流行ってますね、ゼロ秒思考。トレーニング方法として、メモ書きするというのは私も普段からやっていて、すごく共感できたのですが、そもそも「ゼロ秒思考」をする必要がそこまであるのか、とも思います。

確かに迷っている暇なんて無駄、スピード感が大事というのは、今の時代に合っているのかもしれません。

でも、みなさん「ゼロ秒」を求めすぎて「思考」の部分を忘れてない? 早さを重視しすぎて、思考、つまり内容がなくなってしまっては本末転倒です。

ゼロ秒思考 頭がよくなる世界一シンプルなトレーニング

例えば、私のようなフリーライターの仕事をしていると、担当と打ち合わせをしていて、毎回スパッと話がまとまるわけではありません。

昔の私はまさにゼロ秒思考を求めていました。何かを質問されたら、とにかく即答したい、すぐに良いアイデアを出さなきゃ、、、そう思って、どうでもいいことをペラペラとしゃべっていました。

ただ、それが「自分は無理してるな」って感じるようになり、いつからか答えがわからないときは、きちんと考えてから話すようになりました。ときに、何秒も沈黙が続きます。これは苦痛だったし、やっぱり焦りました。

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黙っていると周りには「堂々としてる」と見られることも!

でも、後から多くの人に言われたのは「名瀬なのかさんって、打ち合わせのとき、いつも堂々としてますよね!」

自分としては、内心でかなり焦っているつもりでも、まわりには意外とバレていなかった! むしろ、他のペラペラと余計なことを話す「口達者」な人たちと比べて「きちんと考えてる人」という評価をもらえていたことに気づきました。

沈黙は金。「20秒長考」のススメ

もしもスラスラと自分が思っていることが出てこないタイプの人間なら、思い切って「20秒長考」のほうが向いている場合だってあると思うのです。私のように。

仕事中、言いたいことが思いつかなかったら、このフレーズを使ってみてください。

「ちょっと考えてみていいですか?」

この一言を力強く発し、そして腕を組んで、思考してみる。もちろんこのときは真剣に頭の中をフル回転させて考えを巡らせます。

沈黙が続きますが、焦らない。

会話がない状態はプレッシャーですが、同時に話し相手にも圧力をかけています。そう考えるだけで、気持ちは楽になります。

そうして「20秒長考」の後、出てきた答えをきちんと相手に理解できるように丁寧に説明してあげればいいのです。

なかなかアドリブがうまくないという人には、こうした「あえて黙って考える」という戦略は、意外と使えるのでおすすめですよ。

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