個人がブログで儲けることについて賛否両論たくさんの意見をいただいた話

先日、とあるブログを書いてみたところ、たくさんの方からコメントをいただきました要点をざっくりまとめると

  • 「私はブログで広告収入を得ていない」という人はなんでエラそうなの?
  • 無料でブログができるのは広告収入のおかげなのに
  • 個人がブログに広告を載せるも載せないも好きにすれば良い
  • 載せないからエラい訳じゃない
  • ただ、世の中には「個人が広告載せない=エラい」という風潮がある
  • 会社や団体に搾取されるのは嫌だ
  • 個人が稼ぐことが許されたほうがみんなハッピーになれるのでは

といった内容です。

で、このエントリーに対する様々な意見をいただきましたが、どれも興味深かったです。(はてブって記事タイトルと他の人のコメントだけしか読んでないテキトーな批判だけじゃなくて、きちんと記事を読んでくださって、その上で「私はこう思う」って丁寧なコメントももらえるものなんですね。笑)

そこで今回は面白かったコメントを引用させていただきます。

妬みとか混じってそうですね^^読み手にはいっさい関係がないはずなのに

「会社に縛られない生き方」なんて言うくせに、個人が稼ぐこと、ブログの広告を批判するのはおかしい、というごもっともな指摘の記事

見栄えとかロード時間の長期化を指摘するなら分かるし、誤クリック狙いの配置だとやだなあとは思います。なにがなんでもとにかく嫌儲したい層ならば理屈を問うだけ意味が無いです。嫌だから嫌なのだろうし(*‘ω‘ *)

広告に一切頼らず情報を自ら選択できていると思い込んでる人ってどんだけー!って思うのね。そんなに嫌わんでも。広告に親でも殺されたのかねって、いっつも思うの。

金稼ぎ=汚い、「働いてないのにお金もらうのはズルい」みたいなイメージが、個人の広告収入の嫌悪に繋がってるのでは。でもそれって結局「苦労=偉い」な古い価値観で、推奨するほど労働に縛られるだけじゃないかな

コメントにあるように賛同していただける方もいらっしゃいました。結局のところ、一番下のコメントのように、「汗水たらして働いていないのにお金をもらうのはズルい」という古くさい考え方(私はそう思う)がいまだに蔓延しているのが原因なのかと。

苦労して働く、それが労働。お金を得るのは労働からじゃないといけない、みたいな考え方に縛られている人はまだまだたくさんいる。でも、上にもあるように、そういう考え方の人に限って「会社に縛られない生き方」とか叫んでそう。

一方で、こんなコメントもあって、

僕は金を稼ぎたいがために広告貼ってます!(ドヤァ)

一見すると面白コメントのように見えますが、私個人としては、みんながこのスタンスでいいんじゃないかと本気で思っています。何も悪くない。むしろ経済が回っていいことでは?個人が金を稼ぎたいから広告貼っててなにが悪い?企業や団体はみんなお金儲けしているよ、と。

もちろん、「私はやっぱりブログで稼ぎたくない」というのは、それもまた個人のスタンスだから素晴らしいと思います。ただ、その考えを他人に強要したり、稼ぐ人をむやみに叩いたりしないでほしいだけ。自分は自分、他人は他人。

「質」の問題は大きい

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ただ、やっぱり個人が広告収入を得ることに対して「質」を問う方もたくさんいらっしゃいました。

たぶん世の中は「しょーもないネタ書いといて広告貼るなよ」って怒ってるんでは?個人的には質の問題だと思います。

今までデマや価値のない記事でアフィリエイトに繋げてるサイトが多かったので、そういう風潮になったのかもしれない。もう通用しなくなってるので世間の認識も変わると思う。酷いサイトが減らないとね

記事を読んでもらうんじゃなくひたすら広告に誘導しようとする、読者を食い物にしようとする悪質な手口を批判しているのだと思う。広告収入自体が悪だとは思わないので、むしろそういうことを批判していきたい。

ブロガーが誇るべきことは「読者にとって本当に価値のある記事を届けている」の一点に尽きる。広告の有無は無関係である。書き手の良心が、情熱が、愛が、精神の在り方が問われているのだから。皆で幸せに生きよう

たしかにデマや価値のない記事はまだまだたくさんあります。個人的には、どうせ価値のないコンテンツの掲載されている広告なんてクリックされないだろうし、いずれ淘汰されるのでは、という意見だったのですが、みなさんのコメントを読んでいると改めてやっぱり読者に取ってはノイズだし、実際にデマや無価値なコンテンツが広告収入につながっているケースもあって、それはたしかに有害であると気付かされました。

やっぱり大事なのって「質」なんだなーと。私が言いたかったのは、ただそれは「個人」だからダメっていうわけじゃなく、以前問題になった医療サイトしかり、企業や団体も一緒。

例えば、大御所作家や本屋の店員が「この本が素晴らしい」と言ったものだけが良いというのはもはや時代遅れで、ブログ内で個人が「この本が面白いよ」と紹介するのも十分参考になり得る時代です。

有名なITライターが書いたワードプレスの使い方の本と、一般の人が書いたワードプレスの使い方のブログ、どちらが情報として価値があるかはわからない。ブログのほうが鮮度が高く、有益な情報が詰まっていることだっていまや十分にありえます。

だから「質」というのは個人、つまり一般人だから必ずしも落ちるものではない。そういう意味で、私はもっと「個人」の人が気兼ねなく、お金を得るようになったらいいなーと思うのでした。

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