同じ話を何度もする人は仕事がデキる人?

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「その話、前にも聞いたよ」と言われたくない

同じ話が苦手です。

自分が同じ話をしてしまうのも、他人から同じ話を聞かされるのもダメ。でも、けっこう同じ話を何度もする人っていますよね。

友達と2人で話していて、以前された話をもう一回されたら「その話、前にも聞いたよ!」と言えますが、たとえば、そこに別のもう一人の友達も入っていたりすると、私に向けては2度目だけど、もう一人の友達には初めての話だったりするので、すごく困る。

その間、私はもう一度、友達の同じ話を黙って聞かされるわけです。それが耐えられない。ムキーーっ!

テレビなんかでも、芸能人が別の番組で前に見た番組と同じエピソードを話しているとイラっとしてしまう。

「また、千原ジュニアとフジモンが、若手のころにそれぞれの後輩を引き連れていたら街で遭遇して『お笑いストリートファイト、やりましょか?』って言った話してるよー。何回目だよー!」

みたいな。

なぜ、私はこれほどまでに同じ話を嫌ってしまうのでしょうか。

それはたぶん、自分が「その話、前に聞いたよ!」と言われるのがものすごーく嫌で、そうならないように普段から気をつけていて、非常に敏感だから。

会話の最初に「前にも話したかもしれないけど…」なんて予防線を張ってしまう。

だからこそ、他人が同じ話を何度もすることに対して、嫌悪感を持ってしまうのです。

同じ話を何度もする人には「デキる人」が多い? 

だけど、同じ話をする人って、会話が上手い気がするんです。たぶん、会話のキャッチボールの中で、「この話が来たら、これを返す」みたいなのが条件反射的に出てくるからトークのテンポが良い。私のように「この話、前にしたかな?」という無駄なブランクがない分、どんどん会話は弾んでいくんです。

という仮説を立て、自分の周りの「仕事ができる」「人望がある」「お金持ち」「人として面白い」という知り合いについて、何人か思い浮かべてみました。

はっ、ほとんどの人が、同じ話を何度もしている!そして、同じ話をされるのは若干うざいと感じながらも、私はその人たちとのトークを楽しんでいるし、「デキる人」だと感じている。

と気付きました。

これは日常の会話だけじゃなく、たとえばこうしたブログ。人気のブロガーの人たちは、けっこう同じネタを何度もコスっている気がします。ネタに困らないのは、こうした「同じ話を何度もする力」を持っているからかもしれません。そもそも落語だって、毎回同じ話なのに面白い。

それと、たとえば私が今書いているブログ、仮にものすごーくたくさんの人が読んでくれたとしても、せいぜい1万人とかでしょう。他の何千万人といるネットユーザーには届いていないわけです。それを考えると、「この話、面白いんだけど、もしかしたら前にもしたから書くのはやめておこうかな?」みたいな考えはナンセンスだし、そもそも自分が思っているほど、すでに読んでくれただって、その話は覚えていないもの。

よーするに、私を含め、同じ話を何度も出来ない人って「自意識過剰」なんじゃないかと思うのです。それを私は変えたい。

同じ話を何度もする力。

これってけっこう仕事をしていく上でも、友達付き合いでも、上手く使いこなせるようになることは重要な気がします。

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