Webでライターをしている方の中には、SEOというものに対して、ある種の苦手意識、抵抗、嫌悪感などネガティブなイメージを持っている人も多いかと思います。
「キーワードをとにかくモリモリと入れ込んで、意味のない長文テキストを書かなきゃいけない。そんな仕事はつまらないし、やりたくない。ネット上にごみを量産したくない」
それ、実はもう間違っています。
いま、SEOライティングで必要なのって、たんなるキーワードの羅列ではありません。
大切なのは「検索意図」を満たしているかどうか。
たとえば、あなた自身がグーグルで何か調べ物をしようとしてみてください
「足が臭い」
としましょう。
この時、何を知りたいでしょうか? 足が臭いあなたが知りたいことは?
「足が臭いとは、足から変なニオイがすることです。足とは体の一部でなんちゃらかんちゃら。ニオイとは鼻がひんまがるようななんちゃらかんちゃら。足が臭い芸能人といえばなんちゃらかんちゃら」
というようなことは足が臭い人は別に知りたくないはずです。
「足が臭い」と検索する人の多くは、その「原因」を知りたいはずです。
そして、さらにいうと原因だけではなく「どうやって治せばいいのか」が知りたいはずです。
これが「検索意図」です。
SEOライティングに必要なのはキーワードよりも検索意図
なので、実はSEOライティングってすごくシンプルです。おっさんの足が総じて臭いくらいシンプルです。
狙いたいキーワードに対して、その検索意図の答えがちゃんと満たされているかどうかに注目すればいいだけ。「足が臭い」と検索した人が知りたいことの答えになっているか。これだけ。
「そんなこといってもちゃんとキーワードを盛り込まないとダメなんじゃないの?」
という方もいるかもしれませんが、この検索意図を意識して記事を書けば、自然とキーワードは入ってきます。だから意識しなくていいのです。変にキーワードキーワードと不自然なことをする必要はなく、ごく自然に「足が臭い」と検索したユーザーが知りたいこと、解決したいことを書けばいい。
で、書き終わったあとに自分で読み返してみてください。これは検索した人が知りたいことになっているのだろうか。足が臭い人の役に立っているだろうか。
SEOライティングの超基本は本当にこれで十分
ほかにも細かいテクニックなどはもちろんありますが、テクニックなんかは基本があってのもの。まずは読んだ人に役立つものを作るという想いで書いてみましょう。
そうすると、これまで苦手だったSEOライティングが少し楽しくなってくるかもしれないですよ。
ちなみに、この記事にはあえて不自然なほどに「足が臭い」という言葉を大量に入れてみました。でも、絶対に「足が臭い」という検索の上位には上がってこないはずです。
それはなぜか?
そうです。この記事は「足が臭い」と検索した人にとってまったく役に立ちません。
そーゆーこと。
キーワードをたくさん入れればよいわけではない、ということがわかってもらえたと思います。
(あと、厳密にいうと、仮に「足が臭い」についてパーフェクトな記事を書いたとしても、競合の状況やさらにいうと健康にまつわる記事を扱う場合はいろいろとあるのですが、それはまた別の機会に)
(あと、ちなみに僕自身は別に足が臭いわけではないので!)