フリーライターの仕事を始める上で、必要なアイテムについての話です。ちなみに、「いつでも仕事ができるのでノートパソコンは必携!」なんてことは、言われなくてもわかると思いますので、あえて言及はしません。
他にも「一眼レフカメラ」は最近だとライターでも簡単な撮影が求められることが多いので持っていた方がいいですし、「手帳」や「ペン」、「プリンター」、書類や資料がたくさん入る「バック」なんかについても、いちいち羅列する必要もないと思うので割愛します。
なので、今回紹介するのは私がライター&編集者を経験した中で、意外と便利だなと感じた「超個人的なおすすめアイテム」です。
「…んなもん、いらねーよ」
という、つっこみもあるかもしれませんが、ライターの仕事を目指す人たちに、5つのアイテムすべてとは言いませんが、1つでもお役に立てれば幸いです。
名刺(適度に目立つもの)
フリーランスにとって「名刺は命」といいますが、たしかにそうで、とくにライターはシンプルなものより、適度に目立つ名刺を作っておいた方がいいです。なぜなら、これは私が編集者だった頃の話なのですが、
「サッカーに詳しいライター知らない?」
「誰かアベノミクスについての記事を書ける人いないかな?」
など、編集部内でライターを紹介し合うということは多く、パッと思いつかない時、編集者は大量の名刺を「アレでもない、コレでもない」とドラえもんが四次元ポケットをあさるがごとく、該当するライターを探していきます。
その際、やっぱり名刺は目立つに限ります。枠に縁取りがしてあったり、色が付いていたり、他の無地の名刺に混ざって、ひときわ存在感を出している名刺は目に入って、「あ、この人がいたなぁ」となります。
ちなみに少し余談ですが、電通社員の名刺を見たことがあるでしょうか? 100色くらいから自分で色を選べるらしく、みんなやたらハデハデ。。正直、腹が立つくらい目立ちますが、やっぱり存在感があることは正義。少しでも仕事につながるのであれば目立つ名刺にすることをおすすめします。
最近ではネット注文で自分でデザインして作ることができてすごく簡単です。もしくは、知り合いでセンスがいい友達に作ってもらうっていうのもいろいろおねがいが出来る分、失敗がなくてアリだと思います。
ただ、あまりにセンスが微妙な、例えば変なイラストが入っていたり、ウケを狙いすぎな顔写真が入っていたりすると、前述したような編集者どうしで紹介し合う場面で、「このライター、使って大丈夫な人? 他に良いライターいないの?」となるので注意してください。
自転車
取材のために移動が多いライターにとって、自転車は非常に便利です。原稿料に交通費が含まれている場合なんかは、自転車を使っちゃえばその分浮いたりすることも。
そこまで行動範囲が広くないっていう場合は、ママチャリで十分ですし、何よりも前カゴに資料や書籍を積めたりと捗ります。私はずっとママチャリでした。
ただ知り合いのライターいわく、毎日1時間以上漕ぐとなるとロードバイクやクロスバイクじゃないとさすがに疲れるし、お尻が痛くなってデスクワークに支障が生じるらしいので、思い切って買っちゃうのも手かもしれません。
何よりライターという職業は不規則な生活が続くので、健康のためにも自転車移動を習慣にするのは運動不足の解消にも最適です。あと終電を逃した際にもタクシーを使わずに済むので。
ICレコーダー(安いのでOK!)
インタビュー取材の必需品であるICレコーダー。絶対に2個持ちすべきです!絶対に!
「えっ、録れてない? ウソ? なんで?」
という大ピンチが、長くライターをやっていると、だいたい2年に一度くらいのサイクルで訪れます(単に私がうっかり者なだけかもしれませんが)。でも、けっこう周りのライターにも「間違って消しちゃいました」「録音できてたけど、取材相手の声が小さすぎて何を言ってるかわからない」なんて事態が多発していました。
最近ではスマホにボイスレコーダーの機能が付いているので、スマホを予備用でもいいのですが、取材中に電話が鳴ったり、取材中に限ってLINEがピコピコうるさかったり、まぁ機内モードにしておけばいい話なのですが、途中で電源が切れたりとリスクも少なくありません。消さずにいると容量が増えちゃうし。
なので、もう最安値のICレコーダーでもいいので、予備用をもう1台買っておいたほうがいいです。こんなので十分です。