自分の考えていることが何だか世の中と違うなーと感じることは誰にでもあると思います。
例えば、こうしたブログでも「私はこう思う」と書いてみたら「そんなことはない!」「何を言ってるんだ!」と反論が集まってしまう。他にも、面白いなと思っていたドラマの視聴率が悪かったり、途中で寝てしまった映画がネット上で絶賛されていたり。
もちろん、他人の評価なんて絶対ではないですし、正解なんてありません。
私が面白いと思ったことは面白い、私が正しいと思ったことは正しい。それでいいのかもしれない。
だけど、例えばもしも私のようにフリーライターという仕事をしていたり、何かを世の中に発信する仕事をしていたりする場合、「私はこう思う」だけで済ませることはできない。
自分の興味と世の中の興味のズレはけっこう死活問題だったりするのです。
で、こうしたズレを感じた時に、私がオススメしたいのが、「小中学校の友達と会う」こと。
私の場合、普段、高校以降に出会った友達と会うことが多いのですが、そういう友達って、ある程度自分と似た考え、似た環境、世の中に対する見方が一緒なことが多いんです。
同じ校風に惹かれた高校の友達、同じくらいの学力の大学の友達、同じ仕事に興味を持った仕事の同僚や取引先で出来た友達……。
当然、その中でもいろんなタイプのがいるのは間違いないのですが、やっぱりどこか自分と同じ考えの人が集まってしまいがち。
一方、小中学校の友達はというと……もうカオス!
有名私立からお医者さんになった子もいれば、高校には行かずに職人になった人、会社を興して社長になった人もいれば、まだニートって人もいる。私は公立の小中学校の通っていたから進路はバラバラ。
そういう別々の道を歩んだ友達と話していると、普段とは違った会話ができるし、思いがけない「情報」に出くわすのです。
そして、自分の考えって世の中の一部であって、いろんな考え方があることに気づく。
ある時、小中学校の友達数名と飲んでいてスマホの話になったのですが、お医者さんになった友達はパズドラにはまっていて、ダンサーを目指してる(というが、ほぼニート)友達はニュースピックスをよく読み、株やFXにもハマってると言っていて。私の中では逆のイメージだったんです。そしたらお医者さんの友達もこれまた株はやっているという。
他にも最近起きた事件についての思いや、政治や景気に対する向き合い方、さらには、よく見るテレビ番組、趣味の話、家族との接し方……などなど、けっこう私とは根本から考え方が違って、それがすごく新鮮に感じるのです。
これももちろん世の中の一部で、すごく極端な例だけれど、少なくとも私が普段会う友達たちとは違う会話が生まれるのです。私の周りには不思議と株をやってるような人はいないけど、意外と多いものなんだなーと。
つまりは、狭かった自分の世界が少しだけ広くなって、今までより世の中がわかる(気になる!)のです。
ほら、インターネットだって、なんだかんだで自分が好きなサイトばかり見ていると、自分とわりかし似た考えの人たちの情報ばかりを追いかけてしまいますよね。
そーいう意味でも、久しぶりに小中学校の友達と会うこと、すごくオススメです。なにより楽しいし。